特に家具用ヒンジの回転を減速させる装置及び特に同減速装置を有する家具用ヒンジ
专利摘要:
特に家具用ヒンジの回転を減速させる装置(1)は、摩擦面(17)にて摺動する少なくとも1つの回転する摩擦要素(16)を収容する容器(4)と、ヒンジの回転時において横断方向に沿って移動自在なスライダ(18)と、スライダ(18)の運動を少なくとも1つの摩擦要素(16)の回転運動に変換する運動学的手段とを備える。スライダ(18)はヒンジの開放時においてその運動を受容する第1の手段と、ヒンジの閉鎖時においてその運動を受容する第2の手段とを有し、第1の手段は第2の手段とは別体であり、異なる。運動学的手段は、スライダ(18)に一体的に連結され且つ摩擦要素(16)に設けられるカム(21)の外形内に恒久的に制限される張引要素(20)を備える。張引要素(20)は、ヒンジの開放時に摩擦要素(16)を回転させるべくカム(21)の外形の第1の区域と選択的に係合可能であり、ヒンジを閉鎖する最終的段階において摩擦要素を回転させるべくカム(21)の外形の第2の区域と選択的に係合可能である。 公开号:JP2011515599A 申请号:JP2011500058 申请日:2009-02-07 公开日:2011-05-19 发明作者:サリーチェ、ルチアーノ 申请人:アルトゥーロ サリーチェ エス.ピー.アーArturo Salice S.P.A; IPC主号:E05D7-086
专利说明:
[0001] 本発明は、特に家具用ヒンジの回転を減速させる装置及び減速装置を有するヒンジに関する。] 背景技術 [0002] 家具の固定要素に固定されるアームと、家具の扉に固定される箱形要素と、箱状要素及びアームを相互に連結し、これらにより関節四辺形を形成する第1の等化器及び第2の等化器とからなる家具用ヒンジが長年にわたって市場にて販売されている。] [0003] このヒンジは通常、扉に開閉のための復元力を生じさせるため様々なタイプのバネが使用される。。このヒンジにおいて、上記バネの弾性反応により扉の運動を減速させる装置の存在は望ましい。特に、このような減速装置は、扉を閉じる際に家具の本体に対する激しい衝撃による騒音を防止する目的を有する。] [0004] 相互運動において部品間に設けられる粘性を備えた媒体を使用することに基づく減速装置が公知である。この装置は、気温に大きく左右される。即ち、粘性を備えた媒体は、その粘性が気温に明瞭に左右されて作動する。] [0005] 例えば、高い粘性を備えた媒体を使用することは、気温が急激に下がるとヒンジが破損してしまうため非生産的である。低い粘性を備えた媒体を使用することは、気温が(例えば室内における人工光により生じる光線が問題のヒンジに直射される場合に)急激に上がると非生産的である。ヒンジの回転を減速させるための機械的又は粘性タイプの組み合わせた効果を有する減速システムが開発されている。] [0006] 特に、粘性を備えた流体により満たされたプラスチックの容器が、摩擦面に対する回転を駆動可能な摩擦板を収容する減速装置を参照する。特に、ヒンジの回転により平行移動可能なスライダは、スライダの平行移動を摩擦板の回転に変換する張引要素を支持する。] [0007] この減速システムは、高応力による短い耐久期間と並び、制限された構造上の能率及び抵抗力を有するという問題点を有し、暴露されるこれらを形成する部品は摩耗する。 特に、これらのシステムのうちいくつかにおいて、スライダは相互に相反する特徴を同時に有する必要があり、例えば、ヒンジの閉鎖回転中に摩擦板を回転させるために十分な剛性、及び摩擦板を移動させないようにヒンジの開放回転中に屈曲可能なように十分な弾性を同時に有する必要がある。スライダに対する反復する機械的応力により、スライダは破損を生じる。特に、ヒンジが長期間にわたって使用されない状態を保持する場合に、粘性を備えた流体の静的な分子の粘着性大きくなり、ヒンジの後続する回転駆動に要する圧力は上昇するため、スライダが耐久することを要求される機械的応力も上昇する。] [0008] ヒンジの箱状本体の外側に取り付けられる公知の減速装置に見られる別の問題点は、その設置時に要求され得る機械的応力の暴露の場合においても原状態を保持すべく好適な剛性及び機械的抵抗力を有することを要求されることにある。機械的応力として、例えば、家具の扉の穴が、受容するように要求されるヒンジの箱を収容する寸法に正確に形成されていない場合に生じる応力が挙げられる。この場合において、減速システムの容器の変形により、装置の性能は低下し、部品は大きく摩耗し、従って使用寿命が短くなるほか、維持に余分な費用が生じる。] 発明が解決しようとする課題 [0009] 従って、本発明により提案される技術的課題は、公知技術による問題点を解決可能な家具用ヒンジの減速装置を提供することにある。 本技術的課題の範囲において、本発明の課題は、操作下における気温の状況の変化に対して好適な能率を保持することのできる家具用ヒンジの減速装置を提供することにある。] [0010] 本発明の別の課題は、大きな機械的抵抗力を備え、小型、長寿命であり、且つ低コストである家具ヒンジの減速装置を提供することにある。] 課題を解決するための手段 [0011] 本発明による技術的課題及びその他の課題は、請求項1に記載の家具用ヒンジの減速装置を提供することにより解決される。 更に、本発明による別の特徴は添付の特許請求の範囲に開示される。] [0012] 本発明の更なる特徴及び効果は開示される家具用ヒンジの減速装置の好適な非制限的実施例の記載から明らかとなり、添付の図面に非制限的に示される。] 図面の簡単な説明 [0013] 本発明の好適な実施例における家具用ヒンジの減速装置及び箱状本体を示す分解斜視図。 ヒンジの閉鎖位置にて直径方向に区分される図1の減速装置を示す側面図。 ヒンジの閉鎖位置における図1の減速装置を示す平面図。 ヒンジの部分的開放時における位置にて直径方向に区分される図1の減速装置を示す側面図。 図4に対応するヒンジの部分的開放位置における図1の減速装置を示す平面図。 ヒンジの閉鎖工程の開始に対応する位置にて直径方向に区分される図1の減速装置を示す側面図。 図6に対応するヒンジの位置における図1の減速装置を示す平面図。 図1の加速装置のスライダを示す底面図。 図1の加速装置のスライダを示す上面斜視図。 図1の減速装置の摩擦板を示す直径方向における側面断面図。 図1の減速装置の容器の底面に固定され支持される円板を示す直径方向における側面断面図。 図11に示す円板を示す斜視図。 図2のヒンジの等化器のうち一方を示し、図1の減速装置のヒンジの閉鎖駆動のためのカムを示す側面図。 図13に示す等化器に示されるカムを示す斜視図。 本発明の第2の好適な方法において、減速装置の容器と、図1のヒンジの箱状本体との間の空隙を示す図。 本発明の第2の好適な方法において、減速装置の容器を示す側面図。] 図1 図11 図13 図2 図4 図6 実施例 [0014] 上記図面において、家具用ヒンジの減速装置は、参照符号1によりその全体が示される。 減速装置1が取り付けられるヒンジは、箱状本体4とアーム5とを操作自在に連結する第1の等化器2及び第2の等化器3からなる。箱状本体4は家具の扉に固定され、アーム5は例えば家具の側面のような家具の固定要素(図示しない)に固定される。] [0015] 特に、第1の等化器2は、ピボット7を中心として箱状本体4に対して枢動し、ピボット8を中心としてアーム5に対して枢動する。第2の等化器3は、ピボット9を中心として箱状本体4に対して枢動し、ピボット10を中心としてアーム5に対して枢動する。ヒンジピボット7、8、9、及び10は平行な軸を有する。ピボット7、8、9、及び10をにより等化器2及び等化器3によって操作自在に連結される箱状本体4及びア—ム5により形成される構造体は、連結された四辺形を形成する。枢動ピボット10の周囲には、アーム5と協動する第1のアーム12及び等化器2と協動する第2のアーム13を有するバネ11が位置される。] [0016] 扉の最終的な閉鎖段階において、バネ11により扉を自発的且つ正確に閉鎖する復元力が扉に生じる。 減速装置1は箱状本体4の底面15の外側面に固定される容器14からなる。 容器14は、摩擦面17にて回転する少なくとも1つの摩擦要素16、所定の場合において1つのみの摩擦要素16と、ヒンジの回転時に横断方向19に沿って移動自在な好適に板状のスライダ18と、スライダ18の平行運動を摩擦要素16の回転運動に変換する運動学的手段とを収容する。] [0017] 運動学的手段は、スライダ18と一体的に形成され、且つ摩擦要素16に設けられるカム21の外形に恒久的に制限される張引要素20を備える。 好適に、カム21は摩擦要素16の厚み部分に含まれる底面のめくら穴から形成される。] [0018] 張引要素20はカム外形21の第1の区域22と選択的に係合自在であり、これによりヒンジの開放時において摩擦要素16の回転を駆動するか、或いはカム外形21の第2の区域23と選択的に係合自在であり、これによりヒンジの最終的な閉鎖段階において、摩擦要素16の回転を駆動する。] [0019] スライダ18はヒンジの閉鎖時においてその運動を受容する第2の手段とは別体として異なる、ヒンジの開放時においてその運動を受容する第1の手段を有する。 特に好適な態様において、容器14は任意の場合において、要求される機械的抵抗力を好適に付与する金属、即ち剛性を備えた材料から形成され、減速装置のその他の部分は好適にプラスチックから形成される。] [0020] 更に、容器14は内部に設けられる複数の要素を保持する支持体、即ちカバー24を有する。 特に、カバー24は窓25を有し、同窓25に沿ってスライダ18は横断方向に案内される。スライダ18は四角形であり、2つの対向する直線的な側面に設けられ、箱状本体4の底面の下方に案内される直線的な案内リブ26を備え、窓25の対向する直線的な側面27の間に案内される。] [0021] 図示の好適な実施例において、容器14は円筒状であり、摩擦要素16は、特に容器14に対して同軸上に位置される第1の平坦な形状に形成された円板であり、容器14の底面に面する側に、第1の複数の同心上の凹部28を有する。摩擦要素16は、第2の複数の同心上の凹部29からなる摩擦面17と係合し、第2の複数の同心上の凹部29は第1の複数の同心上の凹部28と連結する形状を有する。摩擦要素16は、容器14に対して同軸上に位置される第2の板状円板30にその底面が固定されるように形成される。] [0022] より詳細には、第2の円板30は、容器14の底面に面する側に、容器14の底面の内側に形成される各凹部32に収容されるボス31を有し、摩擦要素16に面する側に、凹部29に沿って、中央部に位置されるように、摩擦要素16の中央部パイプ部34に嵌入する中央部ハブ33を有する。] [0023] カム21は摩擦要素16に径方向に曲線をなす展開部を有し、特に摩擦要素16の周縁部から中央部に向かって漸増する幅を有する。 スライダ18の運動を受容する第1の手段は、スライダ18の対向する横断方向側面に得られる傾斜部35を備え、第2の受容手段はスライダ18の四角形の開口部36の側面の傾斜した端部37を備える。] [0024] 傾斜した端部37を有する開口部36の側面は、スライダ18の前方端部38に近接し、且つ平行である。張引要素20は、傾斜した端部37を有する開口部36の側面及びスライダ18の前方端部38の間に形成されるスライダ18の低い面から一体的に延びる。] [0025] スライダ18はカバー24の窓25と重合する箱状本体4の底面の窓41を通して等化器3にアクセス可能である。 等化器3は背面及び側面を備えるU字状の横断方向区域を有し、それぞれの先端方向に、スライダ18の運動を受容する第1の手段を制御するための第1のカム42が第2の等化器3と一体的に形成される。第2の受容手段18を制御するための第2のカム40はこれが取り付けられる等化器3とは異なる要素から形成される。] [0026] 第1の制御カム42は、等化器3の両側の両端における横方向突出部46からなり、それぞれ対応する傾斜部35と抵触する。 第2の制御カム40を形成する要素は、傾斜した端部37と抵触する外形47と、ピン9を収容する横断方向に開放される円筒状溝43と、第2の等化器3の背面45と連結されるシート44とを有する。] [0027] 図1乃至14において、減速装置1は、ヒンジの箱状本体4と迅速に連結する手段、特に箱状本体4の特別な穴52及び55、並びにカバー24の特別な穴53及び56(これに代えて、穴53及び56は容器14に設けられてもよい)に嵌入する平行な複数の軸を備えるU字型ボルト(図示しない)を備える。U字型ボルトの平行な複数の軸は、等化器2及び等化器3を箱状本体4に対して枢動させるピボット7及びピボット9を好適に形成する。これにより、ヒンジの既存の組立ラインに工程を付与することのみによって減速装置を取り付けることができ、従って、変形は必要とされない。] 図1 [0028] 連結手段は容器14並びにそのカバー24及びヒンジの箱状本体4により形成される複合体の間に設けられ、一方がカバー24に、他方が箱状本体4に設けられ、U字型ボルトにより閉塞される好適な位置にて相互に終端する。] [0029] 隣接手段は、ヒンジの箱状本体4の対向する穴51に嵌入する、カバー24の少なくとも1本のピン54からなる。 容器14は、箱状本体4から距離をおいて支持するスペーサ手段からなる。] [0030] スペーサ手段は、容器14の生成器に沿って突出する周囲拡張部57を備え、これらは箱状本体の外側面に係合する。特に、各拡張部57は、箱状本体4の外側に面するフランジ59の底面に隣接する対応するフランジ58を有する。] [0031] 逆に、カバー24の容器14に対する連結は、複数の係合部の一方の側面に設けられる弾性を備えた弾力歯60を他方の側面に設けられるスロット61に嵌入させることにより可能である。] [0032] 図15及び16に、箱状本体4から距離をおいて容器14を支持するスペーサ手段は、箱状本体4から離間するように容器14の頂面に適合するのではなく支持されるカバー24から形成されることを示す。] 図15 [0033] 特に、容器14の周囲端部62はカバー24の周囲のカラー63に位置される。 カバー24の容器14に対する連結は、弾性を備えた歯69及びスロット61により更に堅固に固定される。] [0034] 減速装置1の操作を簡明に後述する。 図6に示すヒンジの閉鎖回転時に、ピン9を中心として回転する第2の制御カム40は、その外形47により傾斜した端部37に対して抵触し、且つ押圧を開始し、これにより、スライダ18の方向に移動させる。この移動方向において、張引部材20は、最初にカム21の端部22から分離し、カム21の端部との接触が終了した後に、これを押圧し、摩擦要素16を回転させる。摩擦要素16及び第2の円板30の間の接触面にて生じた張引摩擦力により、ヒンジの閉鎖の最終的部分における好適な減速が決定される。] 図6 [0035] 反対に、図4に示すヒンジ開放方向に配向された回転時において、ピン9を中心として回転させることにより、第1の制御カム42の突出部46は、傾斜部35を押圧し、これにより、スライダ18に対して反対方向の移動を生じさせる。この移動方向において、張引部材20は最初にカム21の端部23から分離し、カム21の端部22と接触が終了した後に、押圧を開始し、摩擦要素16を回転させる。] 図4 [0036] 減速装置1の更なる実施例において、容器14を粘性を備えた媒体により満たし、機械的及び粘性のタイプの組み合わせによる効果により減速させてもよい。 本発明の減速装置は、完全に機械的効果に基づくか、機械的及び粘性のタイプの組み合わせによる効果に基づくかに関わりなく高い能率を有する。] [0037] 張引要素は構造的に非常に堅固であり、これを支持するスライダは長期間にわたって一体性を保持し、その運動による応力はヒンジを開閉する回転方向に応じて、異なる別体の領域に分配される。] [0038] 任意の場合において、容器を形成する金属、即ち剛性を備えた材料により、穴への嵌入時において、家具の扉の変形を防止され、好適な性能、より長い寿命、及びより低い保守費用が補償される。] [0039] 更に、本発明によるヒンジの好適な実施例において、屈曲バネ11を駆動すべく第1の等化器2に特別な制御カム50を設けることができるものといえる。制御カム50及び屈曲バネ11の間に、ヒンジの回転時において制御カム50の外形に沿って、且つ屈曲バネ11の外形に沿って移動する接触面が位置される。制御カム50は、連続した径の湾曲部、及び第1の等化器2をアーム5に対して枢動させるピン8から距離をおいて位置される湾曲部の中央部を有する弧状の外形を有する。] [0040] この特別な制御カム50により、ヒンジは、減速装置の駆動角度が確実に屈曲バネ11の操作角度からなり、更に閉鎖時において屈曲バネ11が十分な閉鎖力を作用させない場合においても停滞が生じることを確実に防止する。その一方減速装置が既に作動している場合に、ヒンジは、屈曲バネ11及び開放時の減速装置の作用の蓄積によりジャムが確実に生じないようにする。] [0041] 従って、本発明による減速装置は様々な変形及び変更が可能であり、全て本発明の概念の範囲内にある。全ての詳細な部分を技術的に均等な要素に代えてもよい。 応用において、使用される材料の他寸法は、発明の要件及び状態に応じて変更可能である。]
权利要求:
請求項1 摩擦面にて摺動する少なくとも1つの回転する摩擦要素を収容する容器と、ヒンジの回転時において横方向に沿って移動自在なスライダと、スライダの運動を少なくとも1つの摩擦要素の回転運動に変換する運動学的手段とを備えるタイプの特に家具用ヒンジの回転を減速させる装置であって、該スライダはヒンジの開放回転時においてその運動を受容する第1の手段と、ヒンジの閉鎖時においてその運動を受容する第2の手段とを有し、第1の手段は第2の手段とは別体にして異なることと、該運動学的手段は、スライダに一体的に連結され且つ摩擦要素に設けられるカムの外形内に恒久的に制限される張引要素を備えることと、該張引要素は、ヒンジの開放回転時に摩擦要素を回転させるべくカムの外形の第1の区域と選択的に係合可能であり、ヒンジを閉鎖する最終的段階において摩擦要素を回転させるべくカムの外形の第2の区域と選択的に係合可能であることとを特徴とする家具用ヒンジの回転を減速させる装置。 請求項2 前記容器は金属、即ち剛性を備えた材料から形成されることを特徴とする請求項1に記載の家具用ヒンジの回転を減速させる装置。 請求項3 前記容器は窓を有する支持体、即ちカバーを有し、これに沿って前記スライダは平行移動するように案内されることを特徴とする請求項1又は2に記載の家具用ヒンジの回転を減速させる装置。 請求項4 前記摩擦要素は第1の板状円板であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の家具用ヒンジの回転を減速させる装置。 請求項5 前記第1の円板は、容器の底面に面する側面に、前記摺動面と係合する第1の複数の同軸上の凹部を有することと、該摺動面は第1の複数の同軸上の凹部と連結する形状を有する第2の複数の同軸上の凹部を備え、容器の底面に恒久的に固定される第2の板状円板に設けられることとを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の家具用ヒンジの回転を減速させる装置。 請求項6 前記カムは第1の板状円板の径方向に湾曲した展開部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の家具用ヒンジの回転を減速させる装置。 請求項7 前記カムは第1の板状円板の周縁部から中央部に向かって漸増する幅を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の家具用ヒンジの回転を減速させる装置。 請求項8 前記カムは第1の板状円板の厚み部分に含まれる底面のめくら穴から形成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の家具用ヒンジの回転を減速させる装置。 請求項9 前記第1の受容手段はスライダの対向する側面に複数の傾斜部を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の家具用ヒンジの回転を減速させる装置。 請求項10 前記第2の受容手段はスライダの四角形の開口部の側面に傾斜した端部を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の家具用ヒンジの回転を減速させる装置。 請求項11 前記容器は粘性を備えた媒体により満たされ、機械的及び粘性のタイプの組み合わせによる効果により減速することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の家具用ヒンジの回転を減速させる装置。 請求項12 前記容器及びカバー間をスナップ連結する手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の減速装置。 請求項13 家具の扉に固定される箱状本体と、家具の固定要素に固定されるアームとを間に操作自在に連結する第1の等化器及び第2の等化器からなるタイプの家具用ヒンジであって、箱状本体の底面の外側面に固定される請求項1乃至12のいずれか一項に記載の減速装置を有することを特徴とする家具用ヒンジ。 請求項14 前記容器は箱状本体から距離をおいて容器を支持するスペーサ手段を備えることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の家具用ヒンジ。 請求項15 前記スペーサ手段は、容器の生成器に沿って突出し且つ箱状本体の外側面に係合する周囲拡張部を備えることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の家具用ヒンジ。 請求項16 前記カバーは容器の頂面の上方に支持され、箱状本体から離間されることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載の家具用ヒンジ。 請求項17 前記減速装置を箱状本体に迅速に連結する手段を更に備えることを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一項に記載の家具用ヒンジ。 請求項18 前記迅速に連結する手段は、箱状本体及び容器又はカバーの特別な穴に嵌入する平行な複数の軸を有するU字型ボルトを備えることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか一項に記載の家具用ヒンジ。 請求項19 前記複数の軸は、箱状本体に等化器を係合させるべく複数のピンを形成することを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載の家具用ヒンジ。 請求項20 前記箱状本体の底面は窓を有し、窓を通して複数の等化器のうち1つはスライダにアクセスすることと、等化器の一方と一体的に形成される第1の運動受容手段を制御する第1のカムと、第2の運動受容手段のための、等化器の1つに取り付けられる第2の制御カムとが設けられることとを特徴とする請求項13乃至19のいずれか一項に記載の家具用ヒンジ。 請求項21 前記扉を復帰させるべく屈曲バネを駆動するために第1の等化器に位置される制御カムからなる家具用ヒンジであって、屈曲バネを駆動する制御カムと屈曲バネとの間に接触面を有することと、同接触面はヒンジの回転時において屈曲バネを制御すべくカムの外形に沿って、且つ屈曲バネの外形に沿って移動することと、該屈曲バネを制御するカムは、連続した径の湾曲部、及び第1の等化器をアームに対して枢動させるピンから距離をおいて位置される湾曲部の中央部を有する弧状の外形を有することとを特徴とする請求項13乃至20のいずれか一項に記載の家具用ヒンジ。
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